通信制高校に対する世間の認識には、依然として古い固定観念や誤解が存在します。ネット上で散見される誤った情報に対して、正しいファクトを確認しておく必要があります。
第一の誤解は「通信制高校の卒業資格は全日制より低く見られるのではないか」という点です。同校を卒業して取得できるのは、学校教育法第1条に定められた正式な「高等学校卒業資格」であり、大学・短大・専門学校の受験資格や高卒採用枠での就職において全日制と法的な差異は一切ありません。
第二の盲点は「学費が全日制公立高校と同等に安い」という思い込みです。就学支援金により授業料の自己負担が抑えられるものの、施設管理費や教材費、通学定期券の学割適用範囲などは全日制と異なる規定が存在するため、年間のランニングコスト全体を事前に書面で確認することが不可欠です。