激闘でも崩れないプロレスメイクの真相|舞台コスメと驚異のキープ術

激闘でも崩れないプロレスメイクの真相|舞台コスメと驚異のキープ術

激闘でも崩れないプロレスメイクの真相|舞台コスメと驚異のキープ術の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

リングの最前線で闘う女子レスラーたちのポーチを覗くと、ドラッグストアやデパ地下のカウンターではまず見かけない、無骨でプロフェッショナルなアイテムが並んでいます。その筆頭格であり、1953年の創業以来、日本の演劇・芸能界を陰で支え続けてきた絶対的ブランドが「三善(みつよし)」です。

多くのプロレスラー愛用コスメとして名前が挙がるのが、通称「グリースペイント」と呼ばれる三善ドーランです。定価1,000円台前後と極めて安価でありながら、歌舞伎役者や劇団四季の舞台俳優が強い照明の熱と大量の汗に耐えるために開発されたこのアイテムは、一般的なリキッドファンデーションの数倍に及ぶ顔料濃度と粘度を誇ります。ほんの米粒大の量で顔全体を隙間なくカバーし、激しい肉体衝突でも地肌が露出することはありません。

さらに、現代の女子プロレスメイクにおいて欠かせないのが、フィニッシュに用いられる「三善 粉白粉(こなおしろい)」シリーズです。特に透明感を保ちつつ油分を完封する200番台のパウダーは、汗を吸収しても濁らず、激闘の最中でも透明感のある陶器肌を演出し続けます。

世界最大のプロレス団体WWEで世界王座に君臨し、世界中のファンを熱狂させている日本人スーパースター・ASUKAのアスカWWEメイクも、この舞台技術の系譜に連なっています。彼女が自らの公式YouTubeチャンネルやバックステージインタビューで明かしたメイク哲学では、日本の伝統的な歌舞伎や能面の意匠を取り入れた鮮烈な色彩設計とともに、長時間の移動や連戦に耐えうるプロ用舞台メイクの卓越したキープ力が語られています。彼女の代名詞でもある「緑の毒霧(グリーンミスト)」を口から噴射しても、目元の鮮烈なグラデーションと鋭利なアイラインが全く崩れない事実は、世界中のプロレスファンを驚嘆させ続けています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。