野茂夫妻には2人の息子が誕生しています。中でも球界関係者から高い評価を受けたのが、長男の野茂貴裕(たかひろ)氏です。
貴裕氏は父のメジャー挑戦に伴い、幼少期からアメリカで育ちました。しかし、父の七光りを頼ることは一切なく、自らの語学力と知性を武器に独自のキャリアを築いていきます。オハイオ州のマウントユニオン大学でスポーツマネジメントを専攻した貴裕氏は、卒業後の2015年、北海道日本ハムファイターズに「通訳」として入団しました。
当時の栗山英樹監督のもと、ブランドン・レアード選手やアンソニー・バース投手など外国人選手のメンタル面・戦術理解を献身的にサポート。2016年の日本ハム日本一奪還の現場にも立ち会いました。選手や首脳陣からは「偉大な父親の名前を鼻にかけることが一切なく、非常に謙虚で誠実な好青年」と絶賛され、その後は球団フロントの国際業務や編成部門でも手腕を発揮しました。
二男についても一般企業で自立した社会人生活を送っており、夫妻が目指した「父親のネームバリューに頼らせず、個人の力で生き抜く教育方針」が見事に結実しています。