世界一孤立した島トリスタンダクーニャの過酷な現在と移住の真相

世界一孤立した島トリスタンダクーニャの過酷な現在と移住の真相

世界一孤立した島トリスタンダクーニャの過酷な現在と移住の真相にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

世界各地に秘境と呼ばれる場所は数あれど、トリスタンダクーニャ島 行き方ほど物理的な参入障壁が高い場所は他にありません。島には滑走路を作れる平坦な地形が存在せず、空港は一切存在しないため、外部との往来は完全にトリスタンダクーニャ島 船 アクセスに依存しています。

島へ渡る唯一の拠点は南アフリカのケープタウンです。そこから南アフリカ環境省の海洋調査船「SAアガラスII」や、現地の水産加工会社が運航する補給船・漁船(エジンバラ号など)に乗り込みます。南大西洋の荒波に揺られながら、片道約6〜7日間の航海を耐え抜かなければなりません。船の運航頻度は年間わずか8便から10便程度にとどまり、一度島へ足を踏み入れれば数週間から数ヶ月にわたって島外へ脱出できないスケジュールが組まれています。

さらに過酷さを際立たせるのが、島の玄関口である「カルショット・ハーバー(Calshot Harbour)」の環境です。小型船しか接岸できない浅い港であるため、外洋の大型船からは艀(はしけ)に乗り換えて上陸します。波の高さが数メートルに及ぶ荒天時には接岸そのものが不可能なため、船が島の沖合に到着していながら数日間にわたって船内待機を余儀なくされるケースも珍しくありません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。