1980年代後半、空前のアイドルブームの渦中で一際強い異彩を放ったのが工藤静香だった。『おニャン子クラブ』の主力メンバーとして脚光を浴びた彼女は、瞬く間にソロアーティストへ脱皮。骨太な歌唱力とクールなスタイルで次々とヒット曲を連発し、80年代末のJ-POPシーンのトップに君臨した。
一方、1990年代に入ると時代の潮流を掴んだ『SMAP』が爆発的なブームを創出する。ジャニーズ事務所が送り出した次世代のスター群像のなかで、木村拓哉の存在感は群を抜いていた。爆発的な人気のなかで「平成のキング」として芸能界に君臨した彼と工藤静香。音楽番組での共演や共通の趣味であるサーフィンを通じて、二人の距離は密かに接近していく。