発砲現場となったのは、駅前から少し離れた生活道路と商業施設が混在するエリア。取材班が現地に入ると、アスファルトの上には警察によるマーキングが点々と残り、鑑識係が入念に弾痕と薬莢の捜索を続けていた。
「最初は車のタイヤが破裂したような音でした。でも、間髪を入れずに『パン、パン』とさらに2発。男の怒鳴り声が聞こえた直後、黒っぽい服を着た人物が猛スピードで走り去っていったんです」
現場近くの店舗に勤務する目撃者は、青ざめた表情で緊迫の数秒間を振り返る。被害者はその場に崩れ落ち、周囲は騒然となった。救急隊が駆けつけた段階で被害者は意識を保っていたものの、出血が確認され緊急搬送された。一歩間違えれば通行人を巻き込む大惨事になりかねない無差別性すら帯びた凶行に、現場周辺の恐怖は計り知れない。