隠し穴の仕組みはシンプルだが、恐ろしい中毒性を秘めていた。プレイヤーがマップ内を256歩歩くたびに、約5%という低確率で穴の中身が再生成される仕組みだ。
穴の中に現れるのは「道具」「隠し道具」、そして「ポケモン」の3パターン。ポケモンが配置される確率は全体のごく一部に過ぎず、そこから目的の個体、性別、性格を厳選しようとすれば、計算上の確率は容易に0.01%を切った。
「当時はDSの電源を何度落としたか分からない。画面の前でひたすら自転車を漕ぎ続けた」。現在30代となった当時のプレイヤーがそう振り返る通り、この「一筋縄ではいかない入手難易度」こそが、目当てのポケモンに遭遇した瞬間の歓喜を何倍にも跳ね上げていたのだ。