かつて与党に対する強力な反対票の受け皿として機能していたポジションには、現在、多様な政策を掲げる新興の第三極や無党派層を狙う新勢力が台頭している。特に若年層や都市部有権者の間では、旧来のイデオロギー色を前面に出す政党よりも、実利的な政策や構造改革を訴える勢力が選ばれる傾向が顕著だ。
日本共産党が提示する政策課題がどれほど社会的に正当な論点を含んでいても、有権者の選択肢が多様化した現代においては「批判の受け皿」としての独占的立場は完全に失われた。新しい政治的選択肢が次々と生まれる中で、いかにして無党派層の共感を引き寄せるかが問われている。