日本国内のレジャー史において、大型肉食獣による人身被害は社会に計り知れない衝撃を与えてきた。中でも今なお語り継がれる惨劇のひとつが、富士サファリパーク猛獣襲撃事故である。放し飼いエリアで発生したこの事故では、本来であれば絶対に防がなければならない肉食獣と人間との直接接触が生じ、尊い命が失われるという痛ましい結果を招いた。
また、富士サファリパークだけでなく、過去には群馬サファリパークをはじめとする全国の主要施設でも、清掃中や誘導作業中の予期せぬ遭遇、マイカーで訪れた利用者がルールを破って窓を開けたり車外に出たりしたことによる深刻なトラブルが報告されている。鋭い爪や強力なアゴを持つ猛獣の前では、わずか一瞬の隙や判断ミスが決定的な悲劇へと直結する。