近年、キャンプ愛好家やSNSのコミュニティで「最も玉ねぎが化ける」と絶賛されているのが玉ねぎ丸ごとホイル焼きです。現場での実証実験でも、直火網焼きとホイル包み焼きでは、熱の入り方と糖度変化に決定的な違いが確認されています。
玉ねぎの上下を軽く切り落として皮を剥き、上部に深さ半分ほどの十字の切れ込みを入れます。その割れ目にバター10gと少量の醤油、あるいはコンソメキューブを押し込み、アルミホイルを2重にしっかりと密閉巻きにします。これをBBQグリルの端や炭火の熾火(おきび)の脇に置き、じっくり40分ほど熱を通します。
ホイル内部で自身の水分が水蒸気となり、蒸し焼き状態(スチームオーブン効果)が生まれることで、辛味成分である硫化アリルが揮発・分解し、甘味成分であるプロピルメルカプタン等へと変化します。スプーンですくえるほどトロトロになった玉ねぎは、もはや野菜というより極上のスイーツのような濃厚さを放ち、玉ねぎバーベキュー人気レシピとして不動の地位を築いています。