スヌーピーの兄弟たちは、引き取られた先の環境によって全く異なる人生(犬生)を歩んでいます。彼らの関係性は、一般的なアニメに見られるような「いつも一緒に群れている家族」ではなく、それぞれが自立した生活拠点を持ち、たまの手紙や再会によって緩やかにつながる大人の関係です。
長男とされるスパイクは、カリフォルニア州の荒涼とした砂漠の町・ニードルズで孤独に暮らしています。喋り相手が「ジョー・アガベ」と名付けたサボテンや岩だけというハードボイルドな生活を送っており、スヌーピーが窮地に陥った際にはしばしば手紙のやり取りを通じて相談に乗るなど、独特の兄貴肌を見せています。
一方、日本国内でスヌーピーに匹敵する人気を獲得しているのがオラフです。太っちょな体型を理由にみにくい犬コンテストに出場させられ優勝してしまった過去を持ちますが、本人はまったくコンプレックスに感じておらず、飄々とパンケーキをつまみ食いする楽天家です。モジャモジャ毛のアンディと共にスパイクの住む砂漠を目指して旅に出る珍道中エピソードは、コミック読者の間でも屈指の人気エピソードとして知られています。
紅一点のベルはファッションアイコンとしても知られ、カンザスシティで優雅に暮らしています。彼女には背の高いティーンエイジャーの息子(スヌーピーの甥)がおり、作中ではすでに母親としての顔も持っている点がユニークな設定です。