実務における設計図面面や施工現場では、国土交通省が定める「建築基準法施行令第79条」と、日本建築学会が刊行する「JASS5(建築工事標準仕様書・同解説)」の2つの基準が併用されています。混乱しやすいポイントですが、建築基準法が定めるのは法的な絶対下限である「最小かぶり厚さ」であり、JASS5が定めるのは現場の施工誤差(通常プラス10mm)をあらかじめ上乗せした「設計かぶり厚さ(計画供用期間級に応じた規定値)」です。
特に柱 梁 スラブ 最小かぶり厚さ 違いや、屋外・地下といった環境要因による規定値の差異を整理した鉄筋かぶり厚さ 早見表 一覧を以下に示します。
ここで多くの人が疑問を抱くのが、土に接する部分 かぶり厚さ 理由です。地下土壌は常に高湿状態に保たれており、毛細管現象によって土中の水分や酸性成分、塩分がコンクリート内部へ絶え間なく浸透します。大気中よりも過酷な腐食環境に晒され続けるため、中性化速度のみならず水分の到達そのものを防ぐ目的で、屋内部位の2倍近い厚みが義務付けられています。