ネット上で毎年のように炎上を繰り返すのが、出演者のギャランティを巡る議論だ。海外の慈善番組のように「出演者は全員無償、あるいはギャラをそのまま寄付に回す」スタイルが標準とされる中、日本の商業テレビ的なビジネスモデルに対する疑問の声は消えることがない。
どれほど高額な寄付が集まろうとも、「制作費や出演料の出どころはどこか」という不信感が燻り続ける限り、手放しでの称賛は得られない。感動の押し売りとも批判される演出手法を含め、慈善という名のエンターテインメントが抱える根本的な矛盾に、制作者側は正面から向き合う時を迎えている。