滝沢氏の幼少期は、決して恵まれたものではなかった。冬場でも温かい衣服を買う余裕がなく、文房具すら満足に揃えられない日々が続いたと伝えられている。そうした逆境の中で育まれたのが、「自分が家族を養い、守るのだ」という自覚だった。
10代前半で芸能事務所に入所すると、瞬く間に頭角を現した。ジャニーズJr.の黄金期を牽引し、大勢の同世代をまとめるリーダーシップを発揮。そして2005年、若干23歳にしてNHK「大河ドラマ義経」の主演に抜擢される。圧倒的な重圧の中、悲劇の英雄・源義経を演じきった姿は、若くして家族の生活と大役を背負ってきた彼の生い立ちそのものと重なり合っていた。