ベースとなる紅茶の選定も決定的な差を生む。日本紅茶協会のテイスティング基準でも示されている通り、タンニンが強すぎる重厚な銘柄に酸を合わせるのは難易度が高い。
スリランカ茶業局のスペシャリストたちが推奨するのは、標高の高い山岳地帯で収穫されるヌワラエリヤやディンブラといったハイグロウンティーだ。爽快な渋みと明るい水色(すいしょく)が、柑橘のトップノートを邪魔せず引き立てる。家庭用として広く普及しているリプトンやトワイニングのティーバッグでも、ブレンド内容をチェックして「セイロン系」や「キャンディ産」を主軸にしたライトなタイプを選ぶと、失敗の確率を劇的に下げられる。