日本における獣医皮膚科のパイオニアである獣医皮膚科専門医・伊従慶太氏は、数多くの臨床現場や学会発表、さらにはYouTubeをはじめとするオープンな発信を通じて、スキンケアにおける「洗浄と保湿のセット運用」の重要性を説き続けてきた。伊従氏が提示するロジックの根底にあるのは、単に洗う回数を議論するのではなく「洗った後の皮膚をいかに健常な状態へ導くか」という視点だ。
専門医の知見によれば、シャンプーそのものによる脱脂作用よりも、入浴後の乾燥工程や保湿剤の未塗布による過乾燥こそがトラブルの温床になっているケースが多い。適切な温度管理(35〜37度前後の微温湯)、擦らない泡洗浄、そして入浴直後のセラミド系保湿剤のスプレー塗布。この一連のプロトコルが定着して初めて、個体ごとに最適化された入浴サイクルが効果を発揮する。