B'zの通算31作目のシングルとして世に送り出された『ultra soul』の発売日は2001年3月14日。同年に開催された「世界水泳選手権2001福岡大会」の公式テーマソングとして書き下ろされた本楽曲は、オリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得し、累計売上約87万枚を超える大ヒットを記録しました。
当時の音楽シーンは打ち込み主体のダンスビートとロックサウンドの融合が模索されていた変革期でした。ギタリストの松本孝弘は、従来のハードロックの枠組みにとらわれず、躍動感あふれるシーケンス(デジタル打ち込み音)と重厚なディストーションギターを大胆に融合させたトラックを構築。このハイブリッドなアレンジが、水しぶきを上げて0.01秒を競い合うアスリートの躍動感と完璧に合致したのです。
特筆すべきは、2023年に再び福岡で開催された「世界水泳福岡2023」においても、大会公式テーマソングとして新録バージョンが再起用された点です。20年以上の歳月を経てもなお色褪せず、大会組織委員会や国内外のファンから熱狂的な支持を集め続ける事実は、この楽曲が持つ普遍的なエネルギーを雄弁に物語っています。