小沢仁志のキャリアにおける集大成として国内外から絶賛を浴びたのが、60歳を迎えて挑んだ映画『BAD CITY』です。本作で小沢仁志は「CG・スタントなし」を掲げ、全編にわたって自ら限界突破の肉弾アクションを繰り広げました。
制作関係者の証言や当時のインタビューによると、小沢仁志は撮影に向けて体重を約10kg絞り込み、日々の徹底した筋力トレーニングと打撃訓練を敢行。劇中では、数十人を相手にする怒涛のワンカットバトルや、立ち技格闘技の元王者ら本職のアスリートとのガチンコ格闘シーンが惜しげもなく投入されています。
撮影現場では実際に打撃がヒットすることも日常茶飯事で、骨折や打撲を負いながらもカメラの前に立ち続けたエピソードは映画業界内でも大きな話題となりました。単なるノスタルジーにとどまらず、令和の日本映画界において「本物のアクションとは何か」を強烈に提示した記念碑的一作です。