日本のジェンダーギャップ指数が低い理由とは?G7最下位の構造を解明

日本のジェンダーギャップ指数が低い理由とは?G7最下位の構造を解明

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女性のキャリア継続を困難にする根本的な社会要因として、アンペイドワーク(家事・育児・介護などの無償労働)の圧倒的な偏りが挙げられます。総務省の社会生活基本調査によると、共働き世帯であっても妻が担う家事・育児時間は夫の数倍に達しており、国際比較(OECD調査)でも日本の男性の家事・育児分担時間は世界で最も短い部類に入ります。

この偏りを生み出しているのは、「男は仕事、女は家庭」という昭和期に定着した固定的な性別役割分担意識です。SNSや生活実感アンケートでも「育児休業を取得しようとした男性社員が上司から冷遇された」「定時に帰宅することへの無言の同調圧力がある」といった投稿が相次いでおり、家庭内の問題にとどまらず労働市場の硬直性と密接に連動しています。

家庭責任の多くを女性が一手に引き受けざるを得ない結果、出産や育児を機にキャリアを中断したり、責任の軽い働き方を選択せざるを得ない「マミートラック」に陥るケースが後を絶ちません。この構造が結果として男女の賃金格差を固定化させ、管理職を目指す女性のパイプラインを細らせる悪循環を生んでいます。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。