爬虫類専門店でジャクソンカメレオンの飼育難易度を尋ねると、多くのプロが「初心者向けではない」と口を揃えます。その決定的な理由は、本種が生息するケニアやタンザニアの高山地帯(標高1,500〜3,000m付近)特有の気候にあります。
一般的な熱帯性爬虫類と異なり、キサントロプスは「昼夜の寒暖差」と「常時流れる新鮮な空気」を必要とします。日本の一般的な住環境、特に梅雨から夏場にかけての「蒸し暑く風通しの悪い環境」に置かれると、あっという間に呼吸器疾患や脱水、熱中症を起こして衰弱してしまいます。エボシカメレオンのような強健種と同じ感覚で保温ケージに閉じ込めてしまうことが、飼育失敗の最大の原因です。