『新機動戦記ガンダムW』の前期オープニングテーマとして起用されたデビューシングル『JUST COMMUNICATION』(1995年4月発売)は、オリコンチャート上位に長期ランクインし、新人アーティストとしては異例のセールスを記録しました。当初、アニメ制作サイドは1年間の放送を通じて同一のオープニングを使用する方針を検討していましたが、作品の物語が宇宙編へとスケールアップするタイミングに合わせ、急遽「後期主題歌」の制作が打診された経緯があります。
当時の音楽関係者の回顧録やインタビュー資料によると、コンポーザー兼ボーカルの高山みなみと、プロデューサー兼作詞・アレンジャーの永野椎菜に与えられた猶予は極めてわずかでした。先行する大ヒット曲のイメージを壊さず、かつ劇的な進化を提示しなければならないプレッシャーの中、2人はスタジオに籠城。シンセサイザーのシーケンスと格闘しながら、わずか数日でデモテープを練り上げたといいます。
完成した『RHYTHM EMOTION』は、前作を上回るBPM140超のユーロビートライクな高速デジタルサウンドをベースに、よりドラマティックなマイナー調のメロディラインを融合。発売初週から爆発的なセールスを叩き出し、最終的に累計35万枚以上の売上を記録してTWO-MIXの地位を不動のものとしました。