力士にとって四股名は土俵上での命とも言える存在です。「安青錦 新大」という類まれな名には、師匠である安治川親方の深い慈愛と、異国の地で生きる弟子への揺るぎない願いが込められています。
報道関係者の取材や親方の記者会見によると、四股名の構成には明確な意味が込められています。
- 「安」と「錦」:師匠である元関脇・安美錦の現役名から2文字を継承。部屋の伝統と相撲道を受け継ぐ誇りを意味しています。
- 「青」:母国ウクライナの国旗に描かれた青空の色であり、祖国への誇りと平和への祈りが込められています。
- 下の名「新大(あらた)」:戦火を逃れて日本という異郷の地へ渡り、「新たな大地で、大きく羽ばたいてほしい」という師匠の願いから名付けられました。
公の場で見せた親方の「ウクライナの青空のように澄んだ心で、新しい人生を力強く歩んでほしい」という言葉通り、この四股名は過酷な境遇を乗り越えて土俵に立つ彼にとって、最大の心の支えとなっています。