清田氏が歩んだNPBキャリアの幕引きは、あまりにも唐突かつ決定的なものでした。発端となったのは、日本中が新型コロナウイルスの猛威に怯えていた2020年9月末の札幌遠征です。当時、球団は感染拡大防止を目的として「部外者との会食禁止」という厳格な内規を設けていましたが、清田氏は知人女性と外食を共にしていました。その後、球団内で集団感染が発生した際、球団の事情聴取に対して「外出はしていない」と虚偽の説明を行ったことが、同年12月末の週刊誌報道で発覚したのです。
球団は2021年1月に無期限謹慎処分を科しました。しかし、事態はこれで収拾しませんでした。同年5月1日付で謹慎処分が解除されたわずか数日後、週刊誌『FRIDAY』が再び女性との密会現場をキャッチし、報道各社へ衝撃が走ります。処分解除直後という極めて配慮を欠いた行動に対し、千葉ロッテマリーンズ球団は「度重なる背信行為であり、これ以上チームの輪を保つことは不可能」と判断。2021年5月23日、契約解除の決定を電撃発表しました。
報道関係者の取材によると、当時の球団幹部は「これ以上の擁護はファンやスポンサーに対する重大な裏切りになる」として即座に厳罰へ踏み切ったとされています。その後、清田氏側は処分の無効や慰謝料を求めて東京地裁へ提訴し法廷闘争へともつれ込みましたが、最終的に和解が成立。グラウンド外のトラブルと組織統制の破綻が重なり、球界屈指の実力派外野手が追放同然でNPBを去るという結末を迎えました。