かつて「世界のアンテナ」を利用していたネットユーザーや、現在の状況に直面した人々の間では、どのようなリアルな反応が見られるのでしょうか。SNSや大手掲示板、Q&Aサイトに寄せられた実際のコメントを検証すると、ユーザー感情は大きく2つに二極化しています。
まず、利便性を惜しむ声としては次のような証言が目立ちます。
「海外の掲示板(Redditや4chan)で日本がどう語られているか、英語が苦手でも一目で把握できる唯一の巡回先だった」(30代男性・会社員)
「スポーツの国際大会があるたびに、世界のアンテナから現地の熱狂的なコメントを翻訳してくれるブログを探すのが楽しみだった」(20代女性・学生)
一方で、近年の仕様変化やWeb環境の悪化に対する厳しい指摘も後を絶ちません。
「数年ぶりに開いたら、ポップアップ広告やリダイレクトが多すぎて目的の記事に全く辿り着けない」
「アンテナから飛んだ先がさらに別のアンテナサイトだったり、更新が数か月前で止まっていたりして使い勝手が著しく落ちた」
「翻訳の切り抜きが過剰で、実際の海外の論調とはかけ離れた極端な意見ばかり集められていたことに後から気づいた」
このように、初期の「優れたキュレーションハブ」としての評価から、末期には「広告過多とトラフィックのたらい回し」というネガティブな評判へとユーザー体験が変質していった経緯が浮き彫りになっています。