ただ文字を追うだけではもったいないのが本作の奥深さです。現役保育士や絵本専門士が実践している、反応が劇的に変わる「読み聞かせテクニック」を紹介します。
テクニック1:タメ(静寂)を恐れず、大胆な間を取る
「だ・る・ま・さ・ん・が……」と読んだ後、ページをめくる前に1〜2秒ほど静止します。この「次はどうなるんだろう?」という期待感を高める空白が、その後の展開での爆笑を何倍にも増幅させます。
テクニック2:保護者自身の体をメトロノームのように揺らす
赤ちゃんを膝の上に乗せ、「だ・る・ま・さ・ん・が」のリズムに合わせて親自身の身体を左右に揺らします。視覚・聴覚だけでなく前庭感覚(揺れ)を同時に刺激することで、子どもは体全体でリズムを体感できます。
テクニック3:オチの擬音は体全体で表現する
「どてっ」では本当に横に倒れてみせ、「ぷしゅーっ」では脱力して息を吐き出すなど、全身を使ったコミカルな演技を交えます。親が全力で楽しんでいる姿を見せることが、子どもの安心感と笑顔を引き出す最大の鍵です。