報道各社の公式発表および所属事務所の発表によると、やなせたかし(本名:柳瀬 嵩)先生は2013年(平成25年)10月13日午前3時8分、心不全のため東京都文京区の順天堂医院で逝去されました。享年94歳(享年96と数え年で表記される場合もありますが、満年齢で94歳没)でした。
同年8月上旬から体調を崩して入院生活を送っていましたが、関係者によると、意識が混濁する直前まで意識は極めて明晰であり、病室にスケッチブックとペンを持ち込んで仕事の指示を出していました。当時制作が進んでいた映画『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』(2014年公開)のプロットやキャラクターデザインの確認、自らの追悼イベントの構成案に至るまで、周囲が驚くほどの集中力でディレクションを続けていたと伝えられています。
晩年に語っていた「死ぬときは死ぬんだよ。でも、ぼくは自分で面白いと思うことしかやらない」という言葉通り、苦痛に顔をゆがめることなく、穏やかな表情で眠るように息を引き取ったと看護スタッフや近親者は証言しています。