筆者は実際に彼女たちの単独公演や合同フェス会場に足を運び、客層とファンの熱量を直接取材しました。そこで目にしたのは、従来の女性アイドル現場とは大きく異なる光景でした。
客席の最前列から後方に至るまで、リボンやパステルカラーの参戦服に身を包んだ10代〜20代の女性グループがひしめき合っています。SNSや知恵袋、5ちゃんねる等で見られるリアルな書き込みを検証しても、その傾向は顕著です。
「きゅーすとの現場は、かわいい女の子たちが可愛いアイドルを純粋に憧れとして応援しに来ている空間。メイクや髪型のお手本にしている子が多い」(20代女性ファン)
「最初TikTokで流れてきたときは“量産型のあざとい曲かな”と斜に構えていたけれど、生歌のピッチがしっかりしていて驚いた。THE FIRST TAKEを観てから完全に沼落ちした」(20代男性ファン)
公の場で見せるメンバーたちの表情には、過密スケジュールや急激な環境変化に対する緊張感が垣間見える瞬間もありましたが、ステージ上に立った瞬間のプロフェッショナリズムは圧倒的です。リップシンク(口パク)主体の動画カルチャーから生まれた楽曲でありながら、ライブでは生バンド編成や生歌唱で確かなグルーヴを紡ぎ出しています。