大阪市中央区の治安を語る上で欠かせないのが、旧東区と旧南区の歴史的経緯に伴う警察署の管轄区分です。大阪府警の中央区内における警察署体制は、北東部を預かる東警察署と、ミナミの繁華街を中心とする南警察署に大別されています。この区分を正確に把握していないと、手続きのために来庁したものの「管轄外」を告げられ、別の警察署へ移動せざるを得ない事態に陥ります。
大阪府東警察署の管轄地域は、本町、船場中央、安土町、瓦町、大手前、森ノ宮中央、大阪城公園一帯など、中央区のおおむね中央大通以北および谷町筋東側の広範なビジネス・官公庁街を網羅しています。道修町の薬品街や北浜寄りの金融街も東警察署の眼下にあります。一方で、長堀通以南の心斎橋筋や難波、島之内などは南警察署の受け持ちとなり、同一区内でありながら窓口が厳格に分断されている点には細心の注意が必要です。
施設へのアクセス面において、大阪府東警察署のアクセスと最寄り駅はOsaka Metro堺筋線・中央線の「堺筋本町駅」です。1番出口または12番出口から本町通を東へ進むと、徒歩数分で重厚な庁舎が視界に入ります。官公庁が密集する谷町四丁目駅からも徒歩圏内(約8〜10分)ですが、真夏や悪天候時は堺筋本町駅を利用するルートが最も身体的負担を抑えられます。