「2023年の関西におけるアンパンマンの放送時間はいつだったのか」「関東と読売テレビで日時がズレている噂は本当なのか」。この疑問に対する結論から言えば、2023年当時の読売テレビにおける基本レギュラー放送枠は、日本テレビと同じ「毎週金曜日 午前10時55分〜11時25分」でした。それにもかかわらず、なぜ「関西では放送時間が違う」「何曜日にやっているのかわからない」という噂が根強く拡散したのでしょうか。
最大の要因は、読売テレビにおける突発的な番組休止と、それに伴う関西再放送スケジュールや振替枠の不規則さにありました。近畿エリアを対象とする読売テレビは、ローカルセールス枠において自社制作番組や報道特別番組、阪神タイガース関連のスポーツ中継、あるいは通販インフォマーシャルを優先的に差し替える編成権を持っています。その結果、キー局である日本テレビでは通常通りオンエアされているにもかかわらず、関西圏のテレビ画面では別番組が流れるという事態が度々起こりました。
さらに、かつて読売テレビが月曜夕方や日曜早朝(午前5時台〜6時台)などの独自スロットで遅れネットを行っていた歴史的な記憶が、共働き世代や祖父母世代の頭に強く残っていたことも混乱に拍車をかけました。「金曜10時55分」という枠自体が、保育園に通う子どもを持つ共働き世帯にとってはリアルタイム視聴が絶望的な時間帯であり、録画予約の失敗や番組表の直前変更によって「今週はいつ放送されるのか」を読売テレビ週間番組表で毎週血眼になって確認せざるを得ない構造が生まれていたのです。