一般財団法人谷桃子バレエ団の歴史は古く、1949年創設(昭和24年)、日本のバレエ史の黎明期を切り拓いた伝説のバレリーナ・谷桃子によって世田谷の地に蒔かれた種が起源です。1955年には日本初となる「白鳥の湖」全幕公演を成功させ、半世紀以上にわたって正統派のクラシックスタイルを継承してきました。
その伝統ある古豪バレエ団の舵取りを担っているのが、芸術監督を務める髙部尚子です。かつて同バレエ団の至宝として君臨し、数々の全国舞踊コンクールを制覇、文化庁在外研修員として旧ソ連・モスクワの名門ボリショイ・バレエ学校へ留学した輝かしい経歴を誇ります。圧倒的な技術と芸術的見識を持つ彼女がトップに立ったからこそ、伝統の破壊と再構築という危険な賭けに踏み切ることができました。
現在、舞台を牽引するダンサー陣の顔ぶれも多彩です。華やかな技術と圧倒的な存在感で観客を魅了するトップ陣をはじめ、次世代を担う精鋭たちが鎬を削っています。
【主な主要団員・注目ダンサー陣】
- プリンシパル・ファーストソリスト陣:森脇崇行、馳麻友加、今井智也、山口緋奈子など、豊かな表現力と強靭なクラシックの基礎を併せ持つ看板ダンサーたち。
- 次世代ライジングスター:YouTubeのオーディション密着を通じて入団を果たし、目覚ましい成長を遂げている若手有望株や、海外研修・他ジャンルとのクロスオーバーに挑む新進気鋭のメンバー。
浜松町駅前の拠点レッスンスタジオや六本木、自由が丘のスタジオでは、連日熱気あふれる稽古が行われており、ベテランの円熟した指導と若手の野心がぶつかり合う独特のダイナミズムが形成されています。