ステータスを構成する要素として、今なお根強い影響力を持つのが学歴フィルターと出身大学の存在です。大手採用市場やマッチングアプリのプロフィール審査において、事実上の足切りラインとして機能しているのは、東京大学・京都大学をはじめとする旧帝国大学、あるいは早稲田大学・慶應義塾大学・一橋大学・東京科学大学(旧東京工業大学など)といった最難関グループです。
なぜここまで学歴が重視されるのか。それは、学歴が個人の知力だけでなく「目標に向かって計画的に努力を継続できる資質」や「育った家庭環境の文化的資本の豊かさ」を推し量る最も簡便なスクリーニング指標になるためです。特に富裕層や士業の家系では、結婚相手の学歴を親族会議の議題に挙げるケースが珍しくありません。
そして、そうした高学歴層の主要な受け皿となり、婚活市場における人気理由の頂点に君臨し続けるのが「医師」「外資系プロフェッショナル(金融・戦略コンサル)」「五大総合商社」に代表される三大職業と平均年収のプレミアムです。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」や主要企業の有価証券報告書を紐解くと、三大職業の経済力は群を抜いています。医師の平均年収は勤務医でも1200万〜1500万円前後、開業医であれば2000万〜3000万円以上に達します。五大総合商社では30代前半で年収1500万〜1800万円に到達することが通例化しており、外資系投資銀行や戦略コンサルタントのシニア層では年収2500万円超+業績賞与という次元の違う報酬体系が存在します。彼らが市場で圧倒的な人気を誇る背景には、生活不安を瞬時に払拭する圧倒的なキャッシュ創出力があることは間違いありません。