広島護国神社を語る上で欠かせないのが、プロ野球・広島東洋カープとの深いつながりです。広島城の別名が「鯉城(りじょう)」であることに由来して命名されたカープは、毎年シーズン開幕前の1月に監督、コーチ、選手、球団関係者が一堂に会し、本殿で厳かにカープ必勝祈願を執り行うのが恒例行事となっています。この伝統は半世紀以上にわたって受け継がれており、地元ファンにとってはシーズンの幕開けを告げる象徴的な光景です。
境内には、鯉城の故事や勝運にあやかった2つの象徴的なブロンズ像が建立されており、参拝者が絶えない人気スポットとなっています。
- 昇鯉の像(しょうりのぞう):本殿向かって左側に位置する、力強く天へと昇る一匹の鯉の像。「難関突破」「目標達成」「出世開運」「勝運向上」の象徴とされ、像を丁寧に撫でながら祈願することで運気が上昇すると信じられています。受験生や就職活動中の参拝者、ビジネスの成功を願う起業家が引きも切りません。
- 双鯉の像(そうりのぞう):本殿向かって右側に位置する、仲睦まじく寄り添い泳ぐ二匹の鯉の像。「家内安全」「夫婦円満」「恋愛成就」「子孫繁栄」のご利益があるとされ、手で優しく触れることで円満な人間関係や良縁が結ばれると評判です。
授与所では、これら鯉の意匠を施したお守りの種類が実に多彩に揃えられています。特に人気を集めているのが、燃えるような赤と勝運の文字が刻まれた「昇鯉勝守」や、カープの球団ロゴやマスコットがあしらわれた限定コラボ守り、さらには健康長寿や交通安全を祈念した錦織のお守りです。また、重厚な刺繍で鯉が飛び跳ねる姿を描いたオリジナルの御朱印帳は、全国の御朱印愛好家からも高い評価を受けています。