嵐山には数多くの歴史的寺社が点在していますが、その中でも嵐山 大河内山荘庭園 見どころの筆頭に挙げられるのが、借景を巧みに取り入れた約2万平方メートル(約6,000坪)におよぶ壮大な回遊式庭園です。映画『丹下左膳』などで一世を風靡した大スター・大河内傳次郎が、34歳の若さでこの地に魅了され、64歳で急逝するまでの30年間にわたり自らのギャラの大半を投じて作り上げました。
本庭園が絶賛される最大の理由は、「保津峡の荒々しい自然美」と「京都市街・比叡山を望む雄大な借景」を同時に手中に収めた類まれなる空間設計にあります。回遊路を歩み進めるごとに、大乗閣(国登録有形文化財)、持仏堂、滴水庵といった趣の異なる建築物が現れ、計算し尽くされた視界の抜け感が訪れる者を圧倒します。
また、大河内山荘 料金(大人1,000円、小中学生500円)について「一般的な寺社の拝観料よりやや高め」と感じる人がいるかもしれません。しかし、この入場券には庭園内の茶房で提供される本格的なお抹茶と特製干菓子(最中)の料金が最初から含まれています。嵐山周辺の甘味処でお抹茶セットを注文すれば800円〜1,200円程度が相場となる現在、広大な庭園の散策と茶房での一服がセットになって1,000円という価格設定は、実質的に極めてお得な価格設定と言えます。