インターネット上の古い旅行ブログやまとめ記事を見ていると、「下灘駅は無人駅だから気楽に行ける」「駅前広場に数台停められるのでタイミング次第」といった記述が散見されます。しかし、これらの情報を鵜呑みにして現地へ突入すると、手痛いしっぺ返しを食らうことになります。
最大の盲点は、「駅前坂道での旋回(Uターン)の難しさ」です。国道から分岐して駅舎へと至る小道は勾配がきつく、道幅は車1台分強しかありません。駅前に上がって初めて満車だと気づいた場合、狭い敷地内で何度も切り返しを行わなければならず、歩行者の観光客を巻き込む接触事故の危険が急増します。さらに後続車が坂道を登ってきてしまえば、バックで急坂を下るという高度で危険な運転を強いられます。
また、「駅のホームで列車と夕日を撮りたい」と焦るあまり、プラットホームの白線の外側へ三脚を大きく張り出したり、線路内に立ち入ったりするマナー違反も問題視されています。JR予讃線は運行本数こそ少ないものの、特急列車や観光列車「伊予灘ものがたり」、定期普通列車が運行している現役の鉄道路線です。列車の運行を妨げる危険行為は、運行停止や法的措置につながる重大なインシデントとなります。車を安全な場所に停め、落ち着いた心構えでマナーを守って景観を楽しむ姿勢が求められます。