眼球そのものに目立った傷や異常が見当たらないにもかかわらず、急激に視力が落ちるケースでは、視神経やメンタルの影響が関与しています。代表格が視神経炎です。視覚情報を脳へ伝達する視神経に炎症が起きる疾患で、20〜40代の女性に比較的多く見られます。「数日から1〜2週間で急速に視力が落ちる」「目を動かしたときに眼球の奥が痛む」「色の鮮やかさが失われる(色覚異常)」といった特徴的な症状が現れます。
また、過度なプレッシャーや睡眠不足による自律神経の失調も見え方に直結します。強い精神的ストレスに晒されると、交感神経が優位になり毛細血管が収縮。網膜の中心部である黄斑に水が溜まる「中心性漿液性脈絡網膜症」を引き起こすことがあります。視野の中心が暗く見えたり、物が実際より小さく歪んで見えたりするのがサインです。