風邪の治りかけに透明な鼻水が続く原因と対処法|受診の目安を解説

風邪の治りかけに透明な鼻水が続く原因と対処法|受診の目安を解説

風邪の治りかけに透明な鼻水が続く原因と対処法|受診の目安を解説に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

風邪をひいた際、鼻水の状態は初期から終息期にかけて劇的に変化します。引き始めのサラサラした透明な鼻水から、ピーク時には白血球の死骸やウイルスの老廃物を含んだ「黄色く粘り気のある鼻水」へと変わり、治りかけになると再び透明に戻っていくのが典型的な臨床経過です。

黄色い鼻水から透明に戻る意味は、体内での主要な炎症反応が沈静化し、好中球(白血球の一種)の動員が必要なくなったことを示しています。身体がウイルスを制圧した証拠であるため、病態としては快方に向かっていると評価できます。

それにもかかわらず、風邪治りかけに鼻水がサラサラと止まらなくなる最大の理由は、ウイルスによって破壊された鼻粘膜のバリア機能が完全に修復されていない点にあります。鼻腔の内側を覆う上皮細胞や線毛運動がダメージを受けた状態では、通常なら反応しない冷たい空気や微細なハウスダストに対して神経が過剰に反応し、防衛反応として大量の分泌液(鼻水)を一気に押し出してしまうのです。

さらに、病中・病後の体調変化によって自律神経のバランスが崩れると、副交感神経が優位になりやすくなります。副交感神経は鼻腔内の血管を拡張させ、鼻腺からの分泌を促進する働きを持つため、結果として鼻水が透明で水っぽい原因を作り出します。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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