タウンプラスの差出実務は、通常の郵便窓口へ荷物を持ち込む作業とは根本的に異なります。日本郵便の厳格な事務処理フローに沿った進行が求められます。
ステップ1:集配郵便局への相談とエリア選定
まず、配布したいエリアを担当する「集配郵便局」(ゆうゆう窓口などを有する基幹局)の郵便営業担当窓口へ赴きます。郵便局で管理されている「配達箇所数表」を開示してもらい、対象の町丁目ごとの世帯数・事業所数を確認した上で、投函エリアを確定します。
ステップ2:差出承認請求とスケジュール確保
タウンプラスは郵便局側の配達リソースを大量に確保するため、希望する配達時期(原則3日〜7日間の配達猶予期間)の枠が空いているかを事前確認します。「差出承認請求書」を提出し、局側の承認を得る必要があります。
ステップ3:印刷・クリエイティブ制作と規定表記
制作物の表面(宛名面側)には、日本郵便の規定に基づく必須表記が必要です。上部または左側に「タウンプラス」の文字表記を明記し、さらに「差出人の氏名・住所」および「返還先」を必ず印刷・記載しなければなりません。また、郵便物としてのサイズ・重量制限(定形・定形外規格)を1ミリ、1グラムの狂いもなくクリアする設計が不可欠です。
ステップ4:町丁目ごとの区分と結束作業
ここが最も労力を要する工程です。印刷会社から納品された制作物を、指定された町丁目ごとに規定の部数(原則として50通単位や100通単位)で輪ゴムや紙帯を用いて正確に区分・結束します。各束にはどの町丁目向けであるかを示す仕札を添付する必要があります。この区分結束に不備があると、窓口で受領を拒否されるため、代行業者や対応印刷会社の活用が推奨されます。
ステップ5:集配局窓口への搬入と料金支払い
指定された期日までに、結束済みの郵便物を担当集配局の指定窓口へ一括搬入します。員数照合と重量検査を受けた後、所定の郵便料金を支払って手続きは完了です。その後、定められた配達期間内に郵便配達員の手によって各戸へ届けられます。