キンモクセイが突然枯れる真相!ヘリグロテントウノミハムシ撃退法

キンモクセイが突然枯れる真相!ヘリグロテントウノミハムシ撃退法

キンモクセイが突然枯れる真相!ヘリグロテントウノミハムシ撃退法の全体像を詳しく解説してご紹介します。

Web上のコミュニティやSNSの園芸投稿を検証すると、ヘリグロテントウノミハムシに対する危険な認識不足や誤解が散見されます。最も被害を拡大させる元凶となっているのが、「テントウムシがいるからアブラムシを食べてくれているのだろう」という思い込みによる放置です。

害虫駆除の現場では、住宅購入時に生垣として植えられたヒイラギモクセイが年々薄くなり、道路から庭が丸見えになってしまったという相談が後を絶ちません。被害初期の段階で「小さなてんとう虫のような虫が数匹いただけ」と見過ごした結果、翌春には数百匹単位に大増殖し、新芽を片っ端から食べ尽くされる事態に陥るのです。新芽を失ったモクセイ科は枝を更新できず、古枝ばかりが目立つ骨川のような樹形に退行してしまいます。

もうひとつの盲点は、「葉が茶色くなってから市販の殺虫スプレーを散布したのに、全く効かなかった」という失敗談です。葉肉の中に潜り込んでいる幼虫には、葉の表面に薬剤を付着させるタイプの接触殺虫剤が物理的に届きません。葉が枯れてから吹き付けても、すでに幼虫は内部で成長を終えて土に潜っているか、薬剤の届かない組織内で無傷のまま生き残っているケースがほとんどです。「いつ」「どの薬剤を」「どの部位に向けて」作用させるかという防除理論を知らなければ、農薬の無駄遣いに終わるばかりか、周囲の有益な昆虫を無差別に殺傷してしまう結果を招きます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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