Q1:押出成形セメント板は個人住宅の外壁にも使えますか?
A1:鉄骨造(重量鉄骨・軽量鉄骨)やRC造の住宅であれば極めて美しく機能的な外壁材として採用可能です。ただし、一般的な木造住宅の場合は板の重量を支えるために柱や基礎の構造計算・補強が必要となり、コストが過大になるため一般的には推奨されません。
Q2:ノザワのアスロックと他社製品に決定的な違いはありますか?
A2:基本物性(JIS規格)に大きな差はありませんが、アスロックは国内シェアが高いため表面デザインのバリエーション(フラット、リブ、ウッド調、タイル調など)や、認定を取得している工法の種類が非常に豊富です。設計事務所やゼネコンでの施工実績が豊富なため、施工業者の習熟度が高い点もメリットです。
Q3:ひび割れを発見した場合、DIYで市販のコーキングで直せますか?
A3:DIYでの応急処置は避けるべきです。押出成形セメント板は内部が中空構造になっているため、外側の隙間を適当なコーキング材で塞ぐと、内部に侵入した水分が逃げ場を失い、かえってパネル内部や下地鋼材を腐食させる原因になります。ひび割れの深さや原因をプロが調査し、適切な注入工法で修復することが不可欠です。
Q4:塗装をまったくしない「打ち放し風の無塗装」で使用できますか?
A4:完全な素地無塗装での屋外使用は推奨されません。セメント基材自体は水に強いものの、雨水や大気中のCO2を直接吸収し続けると「中性化」が進み、耐用年数が縮まる恐れがあります。打ち放しの質感を活かしたい場合は、素材の風合いを損なわない吸水防止剤や「クリヤー塗装(透明保護塗料)」を塗布するのが建築基準の定石です。