蜂に刺された時の対処法|命を救う初期対応と危険な誤解の真実

蜂に刺された時の対処法|命を救う初期対応と危険な誤解の真実

蜂に刺された時の対処法|命を救う初期対応と危険な誤解の真実の要点を詳しく解説してご紹介します。

日本国内で被害件数の大半を占めるのが、オオスズメバチをはじめとするスズメバチ類と、市街地の民家にも巣を作るアシナガバチ類です。毒性の強さや攻撃性、刺された際の経過には大きな違いが存在します。

両者の危険度と特徴を以下の比較表に整理しました。

項目スズメバチ類(オオスズメバチ等)アシナガバチ類(セグロアシナガ等)ミツバチ類(セイヨウミツバチ等)攻撃性・威嚇行動極めて高い(顎を鳴らす威嚇後、集団で追尾)温厚(巣を直接刺激しない限り刺さない)極めて温厚(巣の防衛時のみ攻撃)刺針の構造針に返しがなく何度でも刺突可能針に返しがなく何度でも刺突可能針に強い返しがあり、刺すと皮膚に残る毒液量と成分毒液量多。「毒のカクテル」と呼ばれる複合毒毒液量中。スズメバチ毒と一部共通成分あり毒液量少。メリチンやアパミン等を含む刺された局所の腫れ激しい熱感、腕や脚全体に及ぶ重度の腫張刺傷部を中心に数cm〜手の平大の強い腫れ刺傷部中心の局所的な腫れと痛みアナフィラキシーリスク極めて高い(死亡事故の過半数を占める)高い(抗体共通性により重症化例あり)養蜂家など頻回に刺される層で高リスク編集部の現場評価スズメバチに刺された時の対処は即座の避難と厳重な全身観察が必須。多頭刺傷時は即119番。アシナガバチに刺された腫れは翌日にピークを迎える。過去歴がある場合は警戒を。針を圧迫せず横に払って抜去することが最優先処置。

アシナガバチは都市部の民家の軒下や植栽によく巣を作ります。毒性自体はスズメバチより穏やかとされるものの、抗原タンパク質の一部が共通しているため、過去にアシナガバチに刺された人がスズメバチに刺された場合、あるいはその逆でもアナフィラキシーを引き起こす「交差感作」が起きる点には十分配慮しなければなりません。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。