「味が薄い」「ご飯が柔らかすぎる」という失敗を防ぐ秘訣は、調味料ときのことの水分バランスにあります。きのこ類は加熱されると大量の水分を放出するため、普段通りの水加減で炊くとご飯が確実にべちゃつきます。
米2合に対して目指すべき料亭風の黄金比は、「醤油:大さじ1.5」「酒:大さじ2」「みりん:大さじ1」「和風顆粒だし:小さじ1(または昆布出汁)」です。塩分と甘みのバランスが鮭の脂の甘みを引き立て、上品な味わいを演出します。
炊飯器にセットする際の手順にも厳格なルールがあります。洗米して浸水(30分程度)を終えたお米を内釜に入れ、まず調味料をすべて投入します。その後に2合の目盛りジャスト、あるいはきのこの水分を考慮して目盛りより1〜2ミリ程度少なめまで水を注ぎ、しっかり全体を混ぜ合わせます。米の上に鮭ときのこを乗せたら、決して混ぜずにそのまま炊飯ボタンを押すのがポイントです。具材をお米に混ぜ込んでしまうと熱の対流が妨げられ、炊きムラや芯残りの原因になります。