原作の圧倒的人気を受け、1983年からフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ版も、当時のカルチャーシーンに巨大な足跡を残しました。制作は東映動画(現・東映アニメーション)が担当し、原作の持つスタイリッシュな雰囲気がアニメーションに見事に落とし込まれました。
特筆すべきは、当時のトップ声優陣による名演です。大空ひばり役には杉山佳寿子が起用され、可憐さと芯の強さを兼ね備えた魅力的なボイスでキャラクターに命を吹き込みました。巻き込まれ型の主人公・坂本耕作役を古谷徹、強面ながらどこか憎めない組長の大空いばり役を名優・八奈見乗児が熱演し、ギャグとラブコメの絶妙なテンポを生み出しました。
オープニングテーマやエンディングテーマ、挿入歌に至るまでシティポップやニューウェイブの影響を色濃く反映した音楽が採用され、アニメーションの枠を超えたお洒落な映像作品として、当時の若者たちの感性を強く刺激しました。