郷ひろみという不世出のアイドルが誕生した最大の功労者は、間違いなく母・鶴代さんでした。1971年、当時高校生だった息子の写真を映画のオーディション(銀座テレビプロ主催)に内緒で応募したのが鶴代さんです。
その会場でジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏の目に留まり、瞬く間にスカウトされ、翌年のNHK大河ドラマ『新・平家物語』での俳優デビューへとつながりました。息子の可能性を直感し、大きなチャンスへと導いた母の眼力と行動力は、芸能界の語り草となっています。
デビュー後も鶴代さんは過保護になることなく、「どんなに売れても周囲への感謝を忘れてはならない」「人前では常にきちんとしなさい」と厳しく諭し続けました。トップに君臨しながらスキャンダルを乗り越え、息の長い活躍を続けられているのは、家庭内で培われた規律があったからこそです。