レジ打ちを担当するスタッフが「自分がお釣りを間違えたのかもしれない」と思い込まされてしまう背景には、計算された心理誘導が存在します。
犯人は多くの場合、夕方のピークタイムやワンオペレーションの時間帯など、レジに行列ができているタイミングを狙って来店します。後ろに他の客が並んでいるプレッシャーの中で「早く対応しなければならない」と焦る店員に対し、高圧的な態度や激しいクレーム口調で詰め寄ることで、正常な判断力を奪うのです。
また、新人アルバイトや気の弱そうなスタッフを見極めてレジに並ぶケースも目立ちます。人間関係のトラブルを避けたい心理や、接客業特有の「お客様を疑ってはいけない」という意識が逆手に取られ、確認作業を怠ったまま現金を渡してしまう事態に繋がっています。