人生の退屈を打破しようとするとき、多くの人が「没頭できる趣味を見つけよう」「本当にやりたいことを探そう」と意気込みます。しかし、ここに大きな落とし穴が存在します。
心理学の研究では、「情熱は最初から心の中に眠っているものではなく、行動のプロセスの中で後から育つもの」であることが実証されています。最初から強い関心を持てる対象を探そうとするあまり、「これも違う」「あれも向いていない」と行動を止めてしまう現象は「情熱の神話」と呼ばれます。
やりたいことが見つからないときの正しい対処法は、「情熱を探す」のをやめ、「好奇心のアンテナをほんの少し広げる」ことです。興味が100%湧かなくても構いません。「少し気になる」「試してみても損はない」程度の関心を出発点にし、まずは小さな体験を重ねることが、結果として息の長い趣味や関心へと育っていきます。