近年の酒場カルチャーの隆盛は、テレビや動画配信メディアの存在を抜きには語れない。酒場詩人の吉田類が全国の味のある店を巡る番組や、太田和彦が提唱する美酒と料理を味わう美学は、若い世代や女性客を酒場へと誘う大きなきっかけとなった。
さらに、アニメやドラマで話題を呼んだ『ワカコ酒』や、旅先の銘酒と地場産品を組み合わせる『居酒屋新幹線』といった作品の存在も大きい。こうしたコンテンツがNetflixをはじめとする世界的ストリーミングサービスで広まったことで、一人飲みや「サク飲み」の心理的ハードルは一気に下がった。伊勢崎の街でも、自らのスタイルで静かに一杯を楽しむ人が確実に増えている。