彼の名を日本中に轟かせた最大の原点といえば、間違いなく『百獣戦隊ガオレンジャー』である。東映が手掛けたスーパー戦隊シリーズ25周年記念作品において、主人公のガオレッドこと獅子走役に抜擢された当時の熱気は、今なお多くのファンにとって語り草だ。生命力あふれる熱血漢の演技は、子供たちにとどまらず親世代をも巻き込む一大ムードを巻き起こした。
当時のロケ現場は極めてハードであり、早朝からの激烈なアクション撮影が日常茶飯事だったという。そうした連日の過酷なスケジュールの最中でも、彼は常に現場の明るい雰囲気を作り出す中心人物であり続けた。制作を担当した東映スタッフやテレビ朝日関係者の間でも、作品に対する直向きな姿勢は非常に高く評価されていた。あの赤いスーツを背負って走り抜けた日々こそが、彼の俳優としてのタフな骨格を作り上げたと言っても過言ではない。