企業の決裁文書や法務関連の打ち合わせで頻出するにもかかわらず、読み間違いが多発する代表格が「読めないと恥ずかしい漢字 ビジネス」分野の用語です。
たとえば、システム開発や不動産取引で登場する「瑕疵」は「かし」と読みます。「きず」や「欠陥」を意味する法律用語ですが、「かひ」「きず」と誤読するケースが散見されます。また、組織運営で使われる「稟議」は「りんぎ」(慣用読みとして「ひんぎ」も可)ですが、「へんぎ」などと誤読されると、決裁手続き自体の不慣れさを露呈することになります。
建物の落成式などで目にする「定礎」は「ていそ」(土台の石を据えること)であり、「じょうそ」ではありません。さらに、資料の末尾に記載される「凡例」は「はんれい」が正しく、「ぼんれい」と読まないよう注意が必要です。こうした専門用語を淀みなく正しく発声できるかどうかが、プロフェッショナルとしての信頼感を大きく左右します。