拡大を続けるデジタル中継の潮流は、2026 FIFAワールドカップに向けた動きにも大きな影響を与えている。国際サッカー連盟(FIFA)および日本サッカー協会(JFA)は、世界中で加速する放映権のデジタルシフトに対し、これまでにない包括的な配信戦略を打ち出し始めている。
世界のサッカーシーンにおいて、テレビ局主導の放映権獲得合戦から、グローバルな巨大プラットフォームとの提携へと軸足が移りつつある。日本サッカー協会にとっても、代表戦の視聴環境をどのように確保し、若い世代にリーチするかは至上命令だ。2026 FIFAワールドカップの開幕を控え、FIFAが推進するデジタルプラットフォーム事業と各国の動画配信サービスがどう連携するのか、その利害調整と配信権の再編はスポーツビジネスの最大の焦点となっている。