1997年、朝日放送テレビに入社した彼女は、確かなアナウンス技術と度胸で頭角を現した。全国区へとその名が知れ渡るきっかけとなったのは、テレビ朝日系列で放送された朝の大型情報番組だ。
なかでも『羽鳥慎一モーニングショー』の前身となる番組などで見せたリポートやMCぶりは、視聴者に強い印象を与えた。緊張感の漂う生放送の現場において、機転の利いたコメントと飾らない人柄は異彩を放っていた。堅苦しいニュースを噛み砕き、生活者の目線で語りかけるスタイルは、ワイドショーの枠組みを超えた新しい女子アナ像を提示したと言えるだろう。
独立してフリーアナウンサーとなってからも、テレビ朝日をはじめとする主要局からの信頼は厚く、第一線で活躍を続けた。しかし、彼女の真骨頂が発揮されたのは、テレビとは異なる「音」メディアの舞台であった。